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沿革
1979年、ミシェル・パルメノンによって、フランス学派の偉大なフルート製作者達の流れを汲んだ新しいブランドが生み出されました。
今日、パルメノン工房のノウハウは2代目の職人たちに引き継がれ、品質と技術を追求したフルートを、すべて手作業によりフランスで製作しています。
沿革詳細
オルレアン音楽院の教授であったピエール=アラン・ビジェの熱意を受けて、パルメノンフルートの歴史と、フランス生まれの新しいフルートの開発が始まり、パルメノンフルート第1号は著名な教授やソリストにより試奏されました。
新しいフルートを開発すると、それを複数製造し、奏者の声に耳を傾けて改良していくことが必要となります。1980年代、ミシェル・パルメノンは製造道具の開発を手掛け、1986年にパルメノン反響LowBを持つフルートの特許を取得します。
1990年代、工房は大きな一歩を踏み出し、株式会社となります。フルートを世界各国へ輸出するようになり、金製フルートの製造を開始、フルートの新しいラインナップも追加し、カタログの内容もより豊富になります。
1992年にパルメノン・オープンGis(現代指使いのオープンGis)、1999年にパルメノン・タンポ、そして2006年にパルメノン・ヘッドキャップシステムと3種の特許を取得しました。
ノウハウの継承は、当工房の基盤です。2000年代、ミシェル・パルメノンは管楽器製造の芸術職人免状 (Brevet des Métiers d’Art:BMA) の新設に参画し、音楽職業欧州技術院 (Institut Technologique Européen des Métiers de la Musique:ITEMM) の教授となります。
そして、ITEMMで当時同級生だった実習生、レミ・キャロンとピエール・エルーに出会います。
2008年、ミシェル・パルメノンは定年退職を迎えます。レミ・キャロンがその後を継ぎ、2012年にはピエール・エル―も加わり、〈パルメノン〉にとって大きな節目の年となります。
2016年、パルメノンは無形文化財企業 (Entreprise du Patrimoine Vivant:EPV) に指定され、2019年にはビュッフェ・クランポン・グループの傘下に入ります。
今日、〈パルメノン〉の工房は、フランスのフルート製造の伝統的なノウハウと現代の構想・製造技術を組み合わせ、世界で最もレベルの高いフルートを作り出しています。